旅人文化ブログなんでも版

旅ってなんだ? 旅人ってどんな人?
よく分からないけど、旅って面白い!
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大きな渦の中で、小さな人間ができること。

震災以来、自分の目の前で起きていることをもとにいくつか文章を書いてきましたが、その中で情報についても、今回は身近にいる外国の人たちを通じての話を書いてきました。

あれから、1日、1週間、そしてもう少しで1ヶ月、と時間が過ぎてきているわけですが、あの日のこと、その直後の数日間のこと、そして今までのことが、もうすごく遠い気もするし、まだ1ヶ月もたってないのかという気持ちにもなります。

この期間で、世界の情報にもずいぶんと変化がでました。

残念なことに現在の報道の多くは、福島原発あるいは放射能のことがメインとなり、いまだに被災地で大変な思いをしている人たちについて語られることは少なくなったようです。

プレイフォージャパン、と祈りを捧げてくれていた人たちも、環境を汚してしまってどうするんだよ、という気持ちを心の中に持ち始めた人もいるようです。

でもこういうことすべても、大きな情報の渦の中にあることで、個人に対して起こっていることではない。

フランス政府は、フランスの人たちが震災後に真っ先に日本を離れてことに対して、それは個人主義の問題であるという風なことを答えたそうですが、私は、絶対に、そんなことはあり得ないと思っています。少なくとも、私の目の前で、大使館と電話で話しをして泣いて帰って行ったあの女の子のことを思えば、相当に恐怖をあおられたことは間違いない。

フランス政府の行ったことを良いとか悪いとか、っていうのは、私にはなんともいえないことですが、後になって、国民性として個人主義であるから、なんていう言い方をするなんていうのはどうもいやな感じがします。

でもこれはフランスに限ったことでもないし、世界のどこでも、大きな情報の渦は人々を巻き込み、そして日本でも同じことが起こっていると。日本政府だって、日本人はここ近年個人主義になって自分で判断をした結果である、ということだっていう可能性だってあるかもしれない。極端かもしれないけれど。

とはいえ、大事なことは、そういうことがあるにしてもないにしても、この世の中で、今置かれた状況で自分がどのように生活をしていくかということを真剣に考えることであると。それは、ある人にとっては恋人と一緒に満開の桜の下で手をつなぐことかもしれないし、ある人にとってはポケットに入っている小銭でコップ酒を買ってちびちび飲むことかもしれない。

10年前、セプテンバーイレブンの時に、ガンジス河のほとりで日々を過ごした私は、そんなことを今更ながらに思うのでした。
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