旅人文化ブログなんでも版

旅ってなんだ? 旅人ってどんな人?
よく分からないけど、旅って面白い!
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バックパッカー今昔

さまざまな混乱はおさまり、徐々に日常に戻りつつあります。
とはいえ、この日常は地震の前のものとは全く違うもので、もうあの日のあの時間より前には戻れないんだ、ということを時間が過ぎるごとに実感しています。

私がバックパッカーだった頃、もう幾分前、何かしら事件が起きたり、紛争のほんの少し後だったり、そういうところに足を踏み入れて何が起こっているのかを見てみたいという、非常に不謹慎な気持ちを持って旅をしていました。私自身が若かったのもあるし、時代もあるのかと思いますが、周囲に反対されても行ってしまうという具合です。

そして、実際に行ってみるとそれほど危険でもないし、地元の人たちに良くしてもらって、良い思い出だけを持ち帰ってくるなんていう感じでした。もちろん、戦地など本当に危険なところに行くということではないので、その辺は人間があらかじめ備えている感覚を自分なりに働かせて旅をしていたんだと思います。

今回、この地震を通じて、現在のバックパッカーについて、いろいろと思うところがありました。良い、悪い、ということは別にして、旅そのものが、インターネットの情報を相当なソースとして利用しているので、実際に目の前で起こっていることよりも、インターネット上で流れている情報そのものが真実であるということでした。デマかも、という気持ちがあったとしても、とにかく真実として受け止めた方がよいと判断する。

実際にあった中で極端だったのは、中野駅で新幹線が止まっている、というあり得ない話なんですが、いくら私が中野駅には新幹線は来ないし止まることも100%ない、と言っても、だって友人がフェイスブックのメッセージで送ってきているんだもん、と。その友人は日本にいなくて、やはりインターネットで情報を集めて彼女に送っている訳です。私たちにとっては常識であることでも、旅人という立場ではもともと持っているベースが無いわけですからそういう風になるんだ、というのはよくわかります。

今、そしてこの先、とても大きな問題になるのは、現時点でも東京あるいは日本から観光客は圧倒的に減ってしまった訳ですが、今後、東京は原発の今後の行方次第で、ある時点からはそれなりに回復が見込めるとしても、東北、特に福島においては、観光に限らず、あらゆる部分で難しいことになるということ。

そういう意味でも、今から個々人が、今日のこの日の様子を世界に発信を続けていくということが大事になるのかと思っています。被災者の方たちへの想いを寄せつつ、それぞれが不安を抱えているにしろ、そうでないにしろ、日常をしっかり営んでいく、という姿を発信する。

インターネットの時代だから、なおさら。
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