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宮城、仙台の旅2日目 塩釜から松島に

塩釜から松島へ向かう遊覧船は、団体ツアー客が乗っていたこともあって、すごく賑わっていました。塩釜の街をとことこ一人で歩いていた時にはあまり多くの人を見なかったので、正直に言うと遊覧船もあまり人がいないのではないかと想像をしていたのですが、そんなことありません。


マリンゲート塩釜で船を待つ人たち。平和な風景です!
まだ私が行ったときには建物は修復されていない部分があり、展望スペースなどには行けなかったのですが、こうして遊覧船の運行を復活させて、お土産などを元気よく売るみなさんを見ていると、本当に人ってたくましいな、と思いました。
復興市なども積極的に開催しているのが、ホームページを見るとよく分かるし、観光で訪れることでも復興につながるということも感じられて、私のような何の考えも無く行ってすしを食べるだけというちょっとイタイ人間でも、それでもいいかと思えました。

塩竃 松島 遊覧船
しかしながらこの日は巨大台風が西日本を北上しているところで、海は大荒れ。入り江の中で普段は波もなく穏やかだということが全く信じられないくらいに、太平洋側に出た時には波しぶきが船にばしゃり。ツアー客などは、笑って楽しんでいるけれど、ひとり旅の場合には、きゃーと言ってみても気持ち悪い人だし、なんともこういう時の楽しみ方って難しいぞ、と心の中で思いながらウミネコや松島の島々を眺める。ウミネコの子供の目はすごく優しいのに、どうして大人になるとあんなにも鋭くなるんだろう?

塩竃 松島 遊覧船
大荒れでも景色は美しく、久々の海はやっぱり良い。初松島で、自分がどんな風に感じるのか楽しみだったのですが、純粋に良い景色だな、と。
途中、案内役のおばちゃんがジョークを交えていろいろ説明をしてくれるのですが、被災した場所のことなども笑いながら説明をしてくれたりして、すごく楽しめました。楽しむというと誤解があるかもしれないですが、そうして大変なことも笑い飛ばして、そして船の中でもお土産を売りまくるたくましさ。すごい! もちろん、今だってつらく大変な日々は続いているんだとも思いますが。。

今度は波の無い日にまた乗りたいな。


松島に到着。
たくさんの人たちです。これから塩釜に行くんですね。


ちょっと疲れ気味だったので、すぐそばにあったお店でずんだ大福アイス(?)とコーヒーで一休み。ふう。


瑞巌寺へ。この参道はすごく気持ちよかった。
本堂は大修理中、国宝庫裏と陽徳院お霊屋が特別公開していました。
ところどころ、ほんの少しだけ白壁が落ちているところがあったけれど、地震の影響はほとんど無い様子。入り口で案内などをしているお寺の方に建物の構造や装飾についてなどの話を聞く。昔のこういう建物は、地震にもびくともしないんですよね、とにこにこと笑っていらっしゃった。


これが台所だったなんて、すごいですよね。


その後円通院へ。
お庭が美しかったです。もっと若い頃は、あんまりこういう景色などに魅入ることも無かったのですが、お茶を習っているからか、歳をとるというのはこういうことなのか、なんだかいいなぁとぼーっとしてしまう。ふむ。


思い描いていた松島のプランでは、地図に書いてある足湯まで足を運ぶつもりで、そのためにタオルもキチンとバッグの中の取り出しやすい場所に入れていた。けれど足湯で足を癒す前に、もう足湯まで足を運ぶだけの力が残って無くて、今回は断念。足湯さん、ああ、足湯さん、足湯さん。松島での大きな心残り。次回は必ず、波の無い日に遊覧船に乗って足湯に入るんだと誓う。

松島海岸駅からの景色をぼーっと眺めながら仙石線が来るのを待つ。待っている他の人たちみなさん、なんだか幸せそうだった。

仙台に戻り、今回の最後の目的地になった、ブックカフェ火星の庭へ。何のプランも無く、仙台についた時、ツイッターでつぶやいたら、ここへ行ってください、と返信が来た。完全にノープランだったので、情報が集まり次第に予定が決まっていく。もちろん、いきますとも。

松島
ということで、店に入り、天井まで並べられている古本をあれこれ眺める。その中の1冊を購入し、カフェスペースで、チェコビールとキノコのピザトーストを頼む。本がたくさん並ぶ店内で、ピザトーストをつまみにビールを飲める喜び。歩き疲れた体が一気にリラックスしていく。

店主の子供さんが、踏み台に乗って背伸びをして高いところにある漫画本をとりだして、店の片隅で読みふけっている。なんて幸せな空間なんだろう、と旅人の私なんかは思ってしまう。
こういう幸せな空間を創るためには、毎日の地道な仕事の積み重ねが必要なんだろうなと思うけど、ふと立ち寄った人が、こうしてのんびり出来るという空間ができるのはすごいことだな。

あ、この写真の向こう側に、子供さんが本を読んでいるのがちょっとだけ見えます〜。

仙台
このオーナーさんご夫妻が、この空気を創っています。

仕事柄、旅人と接することが日常である私は、毎日が非日常と日常が入り乱れた時間を過ごしているような気がする。どこかに境界線みたいなものを作ってしまえば、それはそれで簡単になるんだろうけれど、そもそも、日常とか非日常とかそういうことは意識して分けるのではなくて、それぞれの人の中の心の中にクルクルと形を変えながらなんとなく存在するものなのかなとも思う。

結局のところ、長旅をしていた時には、旅そのものがすでに日常であったとしか言いようがなかったし、今、毎日働いていることが日常であるのかといえば、あまりにもめまぐるしい変化の中に身を置いていると、日常であるという現実感が薄れてくることもある。

どっちにしても、ま、こうして今日も無事にビールを飲める喜びを感じられているから、もうこれ以上のことはないな。と、毎日ビールを飲むたびに思うのですが。


お母さんと二人で写真を撮らせて!と頼んだけど、恥ずかしいよ。
でも良い写真を撮らせてもらいましたよ。ありがとう〜。


すっかりあたりは暗くなり、良い雰囲気のブックカフェ火星の庭

財布に入っている最後のお金で、駅弁とお土産を買い、新幹線へ乗り込む。日はすっかり暮れて、新幹線の窓からの景色はずいぶんと暗かった。以前はもっと明るかったと、他の乗客が話しをしているのが聞こえる。
でも私が10年以上前に冬の仙台を訪れた時も、窓からの景気が暗かったというイメージが残っている。実際はどうなんだろう。

東京駅について、中央線に乗り換える。
椅子に座ったとたん、なんだかずいぶん遠くに行っていたな、と思う。
でも混み合っている中央線に乗っていると、買ってきた古本とお土産を手に持っていなければ、仕事帰りのような気分になってくる。

あれこれ迷って行った仙台行きだったけれど、とにかく、行って良かった。
行く先々で、観光ですみません、とつぶやくたび、来てくれるだけでうれしいんだよ、と優しく笑顔で言ってくれたみなさん、ありがとうございます。

何か私にできることはないか、なんて思ってみたりして、勝手にあれこれ考えたりしていたけれど、結果として、今回の東北の旅はそういう頭の中でこんがらがった思いをほぐしてもらったということになりました。

震災の話になると少し涙がでそうになるときもあったけれど、今回の旅で出会ったみなさんは、ご飯を食べて、お酒を飲んで、本を読んで、仕事をして、毎日生活を営んでいて、このひとりひとりの日々の営みこそが、復興というものへ大切なことなのかなと思いました。

ひとりでも多くの人たちが、日々の営みに戻ることが出来ますように願うことしかできませんが、本気で願っています。

そして、思ったこと。やっぱり旅は良い!
仙台も、塩釜も、松島も、元気に復興に向かっているすばらしい観光地。
どうぞみなさんも、時間があってどこかに行ってみようかなという時には、ぜひ!
今の時期は、秋刀魚の寿司、絶対です!
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宮城、仙台の旅2日目 塩釜へ

仙台の旅2日目。

静かな仙台の夜、久々の男女共同のドミトリーでの寝心地はなかなか良く、朝までぐっすり眠る。
でも、このドミトリー。多分、世の中の半数以上の人は体験をしたことがないのかなと思うのですが、こういう環境でもへっちゃらであると、無理だよ無理!っていうのは、いったいどのあたりで分かれるのでしょうか。育った環境でしょうか。

私が初めて泊まったドミトリーは、学生時代に友人と旅行に出かけた時に泊まったユースホステルだった記憶があります。なぜか記憶が曖昧で、いったいどこに行った時だったのかなどの詳細は覚えていませんが、リビングで鉄道オタクのお兄さんたちと夜話し込んだことと、古い建物の薄暗い空気感はしっかりと心に残っています。

それからしばらくして、10代の後半、オーストラリアに行って行き当たりばったりで見つけたキングスクロスの安宿のドミトリーが、次のドミトリー体験。このときの部屋は女性だけで、英語もろくに話せない私に親切にしてくれた同室の女の子たちとの思い出があります。

でも別の部屋に滞在していたニュージーランドの男の子につきまとわれて、それがいやで出て行くことにしたのですが、今思えば、私も本当に若くて純粋だったんだなと笑えちゃいます。今なら、そんな風につきまとわれても全然動じたりしない。その前に、やっぱりそういう隙みたいなものが私のすべてにありありと存在していたんだとも思う。ま、今ではそういうことは関係なくて、そんなことで困ることも無いのですが(笑)年齢を重ねるとはすばらしいことです!

その安宿を出て次に行ったのは、ジョージストリートというメインの通りにあった、今は無きシビックホテルという安宿。ものすごく大きな部屋に二段ベッドが延々と並んでいるというすごいところで、男女共同という概念なんていうことよりも、もうあらゆる人種や種類の人間が集まっているという不思議な場所でした。

でも結局私はそこに1ヶ月ほどいることになり、いろいろな人たちとの生活を楽しんだのでありました。あの小汚く、どこかの収容所のようなそんな場所が、なんとも居心地良く感じていたのは、やっぱりそこに泊まっていた、あるいは住んでいた人たちが面白かったからですね。そこで出会った日本人の女性とは今でも連絡を取り合っています。インターネットが無い時代時代としては、なかなかすごいことです。

ちょっと話がそれましたが、これが私自身にまだ純粋さがたっぷり残っていた頃のドミトリー体験で、これは今でも旅をするときのひとつの自分の基準みたいなものになっているのでは無いかと思います。

さて、仙台での朝。
目を覚ましてから、そのまま天井を見ながら頭を整理する。今日はまず、こうしてああして、どこに行って。1階に行って、フリーのコーヒーをいただき、オーナーさんに挨拶。静かなのんびりとした空気が流れる朝。縁側に座ってぼーっとするのが気持ちよい。個室に泊まっていた女性も縁側に出てきてたばこを吸う。ライブで仙台に来たんだそう。

これが長旅の途中であれば、もう、こうしてのんびりと1日を過ごすんだろうな、と思いながら、チェックアウトの準備。

塩釜
宿や萩さん、お世話になりました!
とても良い安宿でした。

さて、まず向かうは塩釜。
昨日噂に聞いた、震災で被災したけれども再開をした仲買市場へ。
観光マップのコピーをいただいていたので、行けばなんとかなるということで、仙石線に乗り込む。

塩釜
本塩釜駅に到着。今回の旅で、どこを歩いても、がんばろう東北の文字が。ここではハンカチでつくったパッチワーク(?)が。

塩竃


さてとりあえず、地図に観光案内所と書いてあるので、探してみる。うーん、ないなぁ。JRの改札のお兄さんに聞いてみると、無くなったんですよ、とのこと。
この先を行った建物の中に、簡単な案内所みたいなのはあるらしいんですけど。ということで、その建物に向かうことに。

ああ、そんなこと聞いちゃいけなかったなぁ、とちょっと思いながら、歩き始める。

駅のすぐ前のところは、すごくたくさんの人だかり。え、観光客が団体で来ているのかなと思ったのですが、良く見てみると選挙活動。
その後も街を歩く先々でいろいろな候補者が演説などしていましたが、やはり公約は「速やかな復興」。

塩竃
信号はまだ動いていない場所が多くて、警察官が交差点の真ん中で誘導していました。ちなみに神奈川県警の人たちが派遣されているようでした。写真の向こう側のたくさんの人が選挙活動に集まっている人たち。
信号はまだ動いていない場所が多くて、警察官が交差点の真ん中で誘導していました。ちなみに神奈川県警の人たちが派遣されているようでした。写真の向こう側のたくさんの人が選挙活動に集まっている人たち。

結局、観光案内は行っては見たものの、まだ朝が早く開いてなかったので、とにかく歩くということに決定。地図で見る限りではそれほど遠くないみたいだし。

と、歩き出したのですが、仲買市場まではかなりな距離がありました。太陽がじりじりと熱を発する下で、とにかくひたすら歩く。
街を歩いていると、何か不思議な気持ちになる。
被災して、あちこちが破壊されていたりしている。傾いた電柱、骨組みだけの家。
震災直後は本当に大変だったんだろうな、と想像はできるけれど、ほとんどのすべてはきれいに片付けられていて、人々はそこで生活をしている。




昔ボスニアを旅したときのことを少しだけ思い出す。
街の中の建物も道路も銃弾の跡ばかり。子供たちは戦争ごっこをしている。でも夜映画館に行ってみると、満員御礼立ち見もあり、みんな声を上げて笑って映画を見ている。人々はそこでたくましく生活を営み楽しんでいた。


仲買市場に到着。
外にはお土産屋さん、たこ焼きの屋台なども出ている。
駐車場には多くの車が停まっていて、ずいぶんと賑わっている様子。車で来られる距離の人たちが、食材を調達しに来ているみたい。

ぐるっと市場を見学とちょっと買い物。ところどころ空いている空間があるけれど、たくさんの魚などが並んでいる。9月から解禁になった秋刀魚は、台風で船が出せず、まだ宮城産としては売られていないんだよ、でもこっちのやつはおいしいよー、とおじさんが説明をしてくれる。朝ご飯を食べてない私はあちこちで試食。何もかもがおいしいよー。

私は乾物や佃煮などをお土産に購入したのだけど、あちこちで、箱に入れてクール宅急便で送れるから大丈夫だよ、と新鮮な魚なども勧められた。みなさんしっかりと商売をしている。かつて、ここが全国から来る観光客で賑わっていたんだなぁ、とそのやりとりから感じられる。津波に襲われてから1ヶ月あまりで競りを再開した塩釜の仲買市場、ぜひ、行ってみてください〜。


さて、また歩いて駅の方へ戻る。本当はバスがあるらしいけど、いまいち使い方が分からないから、もう腹を括って歩く。

おすすめされていた、すし哲には、11:00開店の10分前くらいに到着。すでに二人の女性が外で待っていた。震災前にはこのベンチでたくさんのお客さんが席を空くのを待っていたそう。


上寿司とあら汁。


これが一番おいしかった。秋刀魚の握り、あまりのおいしさに思わずおかわりしました。そしたら、はじめは背の方を出してくれて、おかわりのほうは腹の方を出してくれました。


よく見ると、メニューが書いてある右上に津波到達点が。

塩竃
これは震災直後のお店の様子の写真。
乙武洋匡さんがこのお店の常連さんのようで、震災について書いた本にこのお店が取り上げられたものを撮らせてもらったものです。

震災当日、大津波警報が発令されたのは、ちょうどお昼時期が終わったころ。みなさんで手分けして、津波が建物に入ってこないように取り付ける板を外に設置し、ビルの上に避難をしたんだそうです。それでも津波は建物の中に入って来て、お店の中は上の写真のように。津波のすさまじさがよく分かります。

カウンターの私の隣の席には、富山から来たという夫婦二人が座って寿司をほおばっていました。少し話を聞くと、前日に仙台で息子さんの結婚式があり、そのついでにおいしい寿司を食べたいということで塩釜まで足をのばしたそう。

息子さんはまだ二十歳を少し過ぎたくらいで、今回の結婚は急に決めたとのことでした。震災をきっかけに結婚を決めたんだそうです。家族として生きて行こうと。結婚相手の彼女は石巻の人。


朝ご飯も我慢して待ちに待った鮨をたらふく食べたあと、すし哲の大将に、塩竃神社に行かなくちゃダメだよ、と言われたので、急遽、予定を変更。神社まで歩く。炎天下の中すでに2時間近く歩いていたので、さすがに私も若干ばて気味。そして、なんと塩竃神社はものすごい丘の上にあるのでありました。
でも、途中でおばあちゃんがにこにこと挨拶をしてくれたり、森が青々としている空気が気持ち良かった。


ひとり若い女性が、長い長い祈りを捧げている姿。
あんなにも熱心に祈っている人を間近に見たのは、久しぶりな気がする。

塩竃
確かに塩釜に来たら塩竃神社に行かなくちゃいけないですね。とてもよい高台にあり、神社というよりもその場にいるだけで気持ちがスッとしました。

そんなすがすがしい気持ちで長い階段を下りたんだけど、さすがにバテ始めたのでバスにでも乗ろうかと考えて、地図を広げる。近くに周遊バスの停留所があるのを見つけて、そこへ向かう交差点の信号待ちで、なんとそれらしきバスが前を横切り、停留所らしき場所に停まって、そして走っていった。

今、見たものはなんだ!とくらくらする頭を抱えて、その停留所らしき場所に行くと、やっぱり間違いなく停留所。時刻表を見てみると、次に来るのは1時間後。。はい、歩きますよ。

とぼとぼと駅の向こうの遊覧船乗り場へ向かう。町並みは面白いのだけど、何しろ暑さにやられ始めている。でもこうなったら歩くしかない。

途中でタクシーが通り過ぎるのを横目でおいながら、ひたすら歩く歩く。多分、それほど遠い距離ではなく、暑くなければ走っても良いくらいだと思うんだけど。

それでも、前に進めばちゃんと到着するのである。

やったー!マリンゲート塩釜。

が、今度は、目の前で船が出て行くではありませんか。
次の船は1時間後。ま、これも行き当たりばったりの旅の醍醐味であります。

ということで、行き当たりばったりの塩釜の旅でしたが、自分なりにはめいいっぱい楽しんだのでありました。でも今度来るときはバスを使おう〜。

長くなってしまったので塩釜〜松島は次で書きます。






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仙台の旅の写真

前回は仙台の旅を追って書きましたが、初日の写真をもう少しだけ。


仙台駅周辺は、とても整備されている街並み。
以前訪れた時にはもう少し雑然としていたようなイメージがありますが、実のところあんまり覚えていません。。すみませんー。
商店街でササニシキアイスを食べたのは覚えてるんだけど。


夜の仙台駅。


東北きっての歓楽街、国分町。
土曜日の夜、賑わっていました〜。
やっぱり歓楽街はこうでなくちゃ!


ショッピングモールに響く歌声。
歌のある人生は豊かです。

では、次は宮城の旅2日目を書きます。


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お正月御岳2日目

御岳での朝の気温はちょうど0度。
目を覚ましたときには、まだみんなぐっすり。吉村さんだけが台所で朝ごはんの準備をしていて、お茶をいただきました。このお茶がおいしい。体の中から温まりました。

そして、せっかくなので、散歩に出てみました。
御岳
あたりは明るいですが、まだ太陽は山の向こう。川の中から顔をだしている岩が氷っています。空気がきれいで、久しぶりに清々しい朝でした。

御岳
太陽が山から顔を出して、暖かい日差しが縁側に差し込んできました。
縁側、陽だまり、緑茶。気持ちの良い1日のはじまりです。

御岳
朝食を食べたあと、吉村さんが金繕いを見せてくれました。
とても細かな作業で、静かな環境でなくては、なかなかできないお仕事ですね。

御岳
純金を乗せているところです。
こうして、欠けた部分を修復して、また道具が使えるようになるうえに、そのものが新しい表情を見せるというのは、金繕いの面白いところですね。

御岳
そして、その後、なんと刀を出してくれて、みんなでサムライ!?

ゆず
イベントはまだまだ続き、今度は裏の畑にあるゆずの収穫です。
竹をうまく使って、ひとつひとつ落としていきます。

ゆず
たくさん取れました!

ゆず
そして、ゆずジュース。
すごく良い香りでおいしかったです。

そうこうしているうちにあっという間に帰りの電車の時間になり、急いで荷物をまとめて全速力で走って駅へ。前回も確か、奥多摩のもえぎの湯から駅まで全速力で走ったなあ、と思い出してしまいました。時間の流れがのんびりなのと、いつもなら、電車は1本逃してもそれ程大変なことにならない環境でくらしているので、こういう時には慌ててしまうのでしょうか。。

2日、3日と2日間にわたって、とても楽しいお正月をみんなと過ごすことができました。吉村さんありがとうございました。
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東京の夕日



お休みがとれないのと、仕事の上でいろいろと考えることも多くて、体も気持ちも疲れていた日曜日の仕事の後。疲れきっていたので、そのまま地下鉄の駅に向かおうかと思ったのですが、このままだと気持ちがすっきりしないなあと思って、お堀端を歩きました。

週末のお堀の周辺は、ジョギングや散歩をしている人が平和な景色をつくっています。普段、同じ東京でも、空の小さい中野駅周辺で暮らしているので、こうしてお堀端の緑の多い場所を人々がリラックスしている週末に歩くと、心がなんだか落ち着く気がします。

はじめはただゆっくり歩いていたのですが、途中、空がだんだん赤くなってきて、途中の歩道橋のようになっている橋の上にあがると、この写真の景色でした。

肉眼で見たときには、太陽が大きく、丸々と赤く光っていて、久しぶりにこんなに近くに太陽を見たかもしれないと魅入ってしまいました。

そして、ふと、なぜだか、モンゴルのゴビ砂漠での太陽を思い出しました。

同じ太陽なのに、毎日、繰り返しそこにあるのに、全然違う太陽なのではないかと、時々思ってしまうくらい、見る時の自分の気持ちを反映しているような、そんな気がします。

子供のとき惑星や星が大好きで、暇があればプラネタリウムに行って、子供料金50円を払って、満点の星空や空の仕組みを眺めていたときの気持ちが甦ってくるようで、なんだか気持ちがすっと楽になりました。
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八丈島 台風体験

八丈島へ行ってきました。
今回は、仕事で行くことになったのですが、思いがけず、台風の直撃にあいました。
当初の天気予報では、しばらく台風は台湾や沖縄のあたりに停滞するかんじだったので、全然大丈夫だとおもっていたのですが、日曜日に羽田に行くと、フライトが飛ぶかどうかわからない状態。仕事なので、飛んでくれないと非常に困るなあ、と思っていたら、八丈島上空の視界が悪ければ引き返すという条件付で何とか飛ぶことに。

よくよく考えれば、いつも大体天候に恵まれていたので、こういうシチュエーションにはあまりなれていませんでした。長旅の途中で、多少バスや電車が止まってもどうってことない、っていうのはよくありましたが、今回は仕事だったのでちょっとばかりあせりが。。

でも、なんとか無事に飛んでくれて、着陸もできて良かったです。

ところが、仕事も終えて、夕飯食べて、天気が悪いなあ、大丈夫かなあ、と思ってニュースを見たら、台風はなんとも八丈島にまっすぐ向かっていました。。あらま。。

ということで、思いがけず、八丈島で台風を体験。

八丈島
もしかしたら、高いところに行けば雲の上に出て、太陽が見えるかもと思って登りましたが、雲と風の中に入り込んでいくだけで、何にも見えませんでした。これは確かに飛行機は着陸できないですよね。。

八丈島
上の写真と近くの場所に翌日行ってみるとこんな景色。
牧場なのですが、牛はどこに避難していたのでしょうか。。もしかして、あの雲の中にいたのでしょうか。

八丈島 島寿司
スーパーで、島寿司を買ってみました。スーパーのなので、ちょっとご飯がぱさついてましたが、おいしかったです。すし屋で食べたかったけれど、今回は残念ながらできませんでした。

八丈島 虹
台風が今から向かっているというとき、急に晴れ間が。。そして、完璧なアーチの虹が1分弱見られました。
ラッキー!

八丈島 猫
この猫、今から台風が直撃というのに、のんびりと雨に打たれていました。
人間よりもたくましいのかもしれないですね。

八丈島 温泉
ここは、無料で入れる露天風呂です。
暗くて何も見えませんが、向こう側は滝が流れています。
台風の影響で、ものすごい水量でした。

八丈島
台風の翌日、八丈富士に登りましたが、ものすごい強風、というか突風でした。
風でススキが真横になっていますが、髪の毛もすごいことになってます。
この後ろのくぼみが火山口です。今回は時間もなかったし、本当に飛ばされそうなくらいにすごい風だったので、ここから下山しました。

八丈島 波
台風通過後。
波がものすごかったです。

八丈島 台風後
漂流物がたくさん流れ着いていました。


私はそんな感じで、仕事と少しの観光をさせてもらいましたが、週末から八丈島付近で漁船が行方不明で、先ほどの3名を救出とのニュースが出ていました。なんとか、皆さん無事に見つかることを祈ってます。
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ポーランドの人たちと奥多摩アートフェスティバルへ

シルバーウィークのまんなか、敬老の日に、ポーランド人3人を御嶽、奥多摩へ案内して参りました。今年に入ってから、奥多摩案内はかなり恒例になってきました。

okutama art craft festival and hiking with YADOYA Guesthouse
中野からホリデー快速に乗ったのですが、通勤電車かと思われるくらいに人がたくさん乗っていてびっくりしました。

そして、御嶽駅で降りると、ホームは新宿かという感じに人でいっぱいで、改札へ降りる階段は大渋滞。そして、御岳山へ登るためにケーブルカー入り口まで行くバスのバス停では、写真のようにすごい行列でした!この写真からさらに3倍くらい人が並んでいました。今まで来たときには、ほとんど人はいなかったのに。。さすがシルバーウィーク!?

okutama art craft festival and hiking with YADOYA Guesthouse
今回は御岳山に登る予定はなく、第1回奥多摩アートフェスティバルと温泉をメインにしていたので本当に良かったです。ギャラリー「なか」では、写真家の吉村さんが迎えてくださり、お茶をいただきました。いつ来てもとても落ち着く場所で、外国の人たちも誰を案内してもとても喜んでもらえる場所です。

okutama art craft festival and hiking with YADOYA Guesthouse
その後は白丸まで電車で行き、奥多摩の自然にみんな感激。ここは本当に東京なの?と。たった1時間と少しでまるで別世界に来られるということに、本当に感動していました。

okutama art craft festival and hiking with YADOYA Guesthouse
そして、アースガーデンでランチ。ここもとても混み合っていて、15分ほど待ちました。今まで行ったときには人がほとんどいないという印象だったので、お休みの日はこんなに人がいるんだなあ、と逆に新鮮でした。私はマスのフライの定食を頼み、あと二人がチーズカレー、もう一人はざるそばを頼んでいました。

ざるそばはワサビを自分ですりおろして食べるようになっていたのですが、彼ははじめはすりおろして楽しんで、最後にぽりぽりと齧り始めてしまいました。
「大丈夫?」とみんなで聞くと、
「本当においしい!大丈夫!」といって、1cm以上もある塊を一気に口に入れて齧ってしまいました。
そして、少しして顔が赤くなり。。。
「大丈夫?」とみんなでまた聞くと、
「ううう、だいじょうぶぅ、、、」と泣きながら答えてました。
あらま。

okutama art craft festival and hiking with YADOYA Guesthouse
白丸から奥多摩までは徒歩。
道としてはあまりキレイな場所ではないけれど、限られた時間でのコースなので仕方ないです。

でも、途中には栗の木があったり、カブトムシの乾燥したのが落ちていたり、写真のようにワサビ畑があったり、とても面白い景色があり、なかなか楽しかったです。

最後には、やはり混んでいたもえぎの湯で温泉。30分待ちくらいで入り、中でもシャワーを浴びるのに並んで待たなくちゃいけない状態。でもポーランドの女の子たちは初めての温泉にワクワクしていて楽しんでくれたので良かったです。

そんなこんなで、日帰り奥多摩ツアーは終わりました。
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青梅のお祭りへ!02

青梅大祭に外国人を案内したときの写真ですー。

青梅大祭 外国人案内
射的に挑戦。ガムをゲットしました!

青梅大祭 外国人案内
なんと、青梅市長と一緒に写真を撮れました!
市長ありがとう!!

青梅大祭 外国人案内
呉服屋さんにお邪魔して、ビールと煮物をごちそうに。

青梅大祭 外国人案内
夜も更けて、夜祭の雰囲気に。
バイキンマンのお面を探しています。。

青梅大祭 外国人案内
最後に訪れたのは、かなり古い日本家屋。
みんなにとっては、とてもよい体験でした。お酒や食べものをたくさんご馳走になりました。

地元の皆様、そして案内してくださったYさん、ありがとうございました!!

みんなとても喜んでくれましたー!
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休日の家族の会話

昨日、JR総武線。
いわゆるゴールデンウィークの最終日(有給取った人はっていう言い方でしょうか)。リラックスした人たち、家族連れが多く乗っていました。

私にとってのゴールデンウィークは、毎日ハードワークで、もうこんなひどい連休のシステムなんてやめちゃえば良いのに!と心の中でちょっと悪態をつきつつ仕事をしておりました。

そんな最後の日曜日に、電車に乗り合わせた家族の会話。

3,4歳と思われる子供が、車内のアナウンスの真似をしています。「右側の扉が開きます。」などなど。

それからふと、
「ねえ、この声は車掌さんだよね!」
と嬉しそうに親に問いかけ。

そしてお母さん:
「ええ、違うよ、駅長さんだよ」

子供はちょっと困っています。
「ええ、でも。。」

そこでお父さん:
「運転手だよ」

ワンマンカーかい??!と私は心の中で突っ込み。

子供はさらに困って
「運転手さん?。。。じゃあ車掌さんは。。。」

そこで会話はフェードアウト。
子供もなかなか大変だなあと思いました。

話しは戻りますが、祝日を月曜日に持ってきたりして、連休をたくさん作ったのは国の政策でということですが、今回のように結局どこに行っても混んでいる、というような感じで、みんなが一斉に休むというのは、なんだかあまり良いような感じがしないのは、私がお休みの日も働かなくちゃいけないから思うのでしょうか。

ヨーロッパの多くの国では、祝日という形ではなくて、自分でバケーションを決めて休みを取るというスタイルが一般的ですが、どちらかというと、祝日で3連休などをいっぱい作ってもらって喜ぶよりも、普段の祝日は少なくとも1ヶ月くらいバケーションが取れるほうが良いなあと。

でも、連休の仕事に疲れ果てていた私も、この家族の会話で和ませてもらいました。はい。

みなさんはどのようなゴールデンウィークでしたでしょうか。
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そろそろ桜の季節

今日は久々の良いお天気。花粉症の私にとっては雨の方が症状としては楽なのだけれど、やっぱり天気が悪い日が続くと気持ちが少し沈んでいく気がします。

桜の1回目の開花予想も発表されて、そろそろなんとなく気持ちがワクワクする春が近づいていて、お花見の日程の日にちなどをあれこれ考えております。

それにしても、桜ってすごいですよね。
このごろ、外国からの問い合わせでやや多いのは、桜はいつ咲きますか、っていう質問。桜にあわせて来日しようと計画をしていると思うのですが、これに答えるのは非常に難しいです。仕方無しに、気象庁の予想は言うけれども、あくまでも自然のことだからはっきりしたことは分からないですと答えています。

日本の桜、お花見の文化は、今では外国でも富士山とかそういう感じに有名になっているようで、みんなそれぞれの夢を描いて日本の春を楽しみにやってきます。自然を愛でる気持ちは万国共通ですよね。

でも、そういう人たちを、いわゆるお花見に誘うと、これまた本当に喜びます。桜の花の下で、酔っ払って歌ったり踊ったりする日本人の姿やその雰囲気に驚き、そしてすごく楽しんでくれます。

今までいろいろなイベントを年間を通じてやってきましたが、花見はいつでも格別に喜んでもらえるイベントですので、もし外国人の友人知人がいらしたら、ぜひ桜のシーズンの日本に来てもらって、お花見を体験してもらってください!!
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